きとのおもちゃばこ。

名刺の肩書が『データアナリスト』になったけど、実態が無いので途方に暮れてます。

【読んだ本】あんぱんはなぜ売れ続けるのか(2006)

「木村屋のあんぱん」「カゴメのトマト製品」のように、
世界でも通用する日本企業が、なぜその地位に至ったかを考察した本。

著者はベテランの経営コンサルとのことで、
長年の経験と照らし合わせて、事例の特徴を描き出している。

あんぱんはなぜ売れ続けるのか

あんぱんはなぜ売れ続けるのか

 
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  • 本書で紹介されている企業の多くは明治〜大正期の創業であり、
    100年近く業界トップを走り続けている企業が「今の地位にある理由」を考察している。
  • 事例では、まだ日本に定着していない文化や、当時輸入品に頼っていた製品を、
    日本に定着させた(≒先行優位/独自ポジション確立)での勝ちパターンが多い。
  • 多くの伝統企業が、社会情勢や会社の業績が厳しいときであっても、
    創立当初の「ブランドの約束」を曲げなかったことが、現在に至る信用に繋がっている。
本書のもくじ
  • 第1幕 日本初・和洋食文化を創造した木村屋總本店の「桜あんぱん」
  • 第2幕 世界初・世界オンリーワンの「金鳥の渦巻」かとり線香
  • 第3章 家族の一員として愛され続ける「キユーピーマヨネーズ」
  • 第4幕 日本を世界に輝かせた「田崎真珠
  • 第5幕 健康長寿に貢献する「カゴメ・ブランド」
  • 第6幕 オフィスを革新するイノベーターの「イトーキ」
  • 第7幕 「書く文化」を継承・創造する「ゼブラ・ブランド」
感想とか 
  • マーケティング戦略」という言葉が度々出てくるけれど、
    どちらかといえばブランド戦略が上手く行って成功した企業の例が多い。
  • 普段からお世話になっている企業の歴史が知れるという点からも、
    本書で紹介されている具体例はどれも非常に興味深いものばかり。
  • マーケティング用語っぽい雰囲気のオリジナル用語だったりと、
    著者独自のマーケティング整理がなされている点が垣間見える。
  • 紹介したブランドと著者との思い出みたいなのに各章数ページ割かれており、
    良く言えばブランドのファンの視点も合わせて考えることができた。
    悪く言えば、本筋と関係ない自分語りでしかないのだけれど。
  • ブランドの約束を守り続けたことが現在の地位確立に繋がった事例は、
    以前取り上げた『BMW物語』でも紹介されていた。
    「市場に合わせて安易にブランド側を変えるのは愚策」という暫定的な理解。

    kito1214.hateblo.jp

     

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